こんにちは!春になると、新しい挑戦を考えたくなりますよね。私もこの時期になると、秋から外国で新しいチャレンジができる!というワクワク感を思い出します。
留学を検討している人の中には、「帰国後のキャリアってどうなるの?」と気になっている方も多いと思います。実際、留学経験者はどんなキャリアを歩んでいるのでしょうか?私の体験談も含めて紹介したいと思います。
📊 データで見る「留学後のキャリア」
文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」の調査によると、留学を通してキャリア観が変化したという学生は65.7%に上りました(出典1)。これは、単にスキルを得るだけでなく、留学経験が人生の選択肢を広げるきっかけになっていることを示しています。
日本人であることの意識が高まるとともに、海外で活躍している日本人に多数出会ったことで、日本の活躍を支え日本の将来に貢献する仕事がしたいと考えるようになった。(出典2)
日本の高い技術を世界に届けていけるような仕事をしたいと思った。また、様々な国籍や専門分野を持った人々とコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めていく仕事がしたいと思い、プラントエンジニアリング業界を志望した。(出典2)
留学する前は自分がどの業界・企業で働きたいのかわからず、就職活動をどのように進めていけばよいのか見当もつかなかったが、海外で研究したことによって、農業機械を通じて国内外の農家の手助けをしたい、という軸ができた。(出典2)
自分が本当に何がしたいのかを日本の常識にとらわれずに考える時間がとれた。海外インターンを通じて志望業界について直接知ることができた。(出典2)
博士に進学することに不安や迷いがあったが、アメリカの博士取得後の多様なキャリアパスを知ることができて、むしろ可能性が広がったと感じた。(出典2)
学業を通して専門性が身についたぶん、それを必ず活かしたいと思うようになった。(出典3)
海外経験を活かせる外資系企業や、日系企業でも海外を主戦場にしている企業への興味がとても強くなった。 (出典3)
元々は待遇がいい会社に入りたいと思っていたが、留学して日本の素晴らしさやものの品質の良さなどに気づき、日本の良さを海外に広めることができるグローバル企業に勤務したいと思いました。 (出典3)
同じ海外大生から話を聞けたことで幅広いキャリアが描けることに気がついた。(出典3)
海外への過度な羨望がなくなり、日本で働くことのメリットも再確認できた。(出典3)
転勤、転職をすることや、人とは異なるキャリアパスを進むことへの抵抗がなくなった。 (出典3)
就職後に大学院にいく人がたくさんいて、学業復帰という新しいキャリアの選択肢を得た。(出典3)
私自身は、留学後に就職したい業界があったのですが、実際に留学してインターンをしたことで、ちょっと違ったかもと感じた経験があり、就職先の業界を軌道修正したという経験があります。留学中に多くの卒業生と話をしたり、インターンを通じて実務経験を経たことで、ある程度は社会のことがわかっていたつもりの社会人でも、キャリア感が変化しました。
また、自分の中でも大きかったのは、先の体験談にも出ていましたが、一度、日本(JTC)での典型的なキャリアパスから外れたことで「人とは異なるキャリアパスを進むことへの抵抗」が少なくなったこと。これは自分の心を軽くしてくれました。
🔍 留学後のキャリアを考えるポイント
✅ 留学前にキャリアプランをイメージしておく
→ 「帰国後にどの業界で働くか、海外就職を目指すか」などを考えておくと、留学中の行動が変わります。留学期間はあっという間、実際に留学したときは、留学してすぐに就職活動の話がでてきて、迷っている暇はないと感じました。
✅ 留学中にインターンやプロジェクトに参加する
→ 実務経験を積むことで、なにより自分の志望業界への理解が深まるし、卒業後の就職や転職に有利になることも。私が、サマーインターンをした欧米企業では、インターンが実質の就職試験になっていて、インターンは皆必死で働いていました。また、留学中はインターンの情報もかなり流れてきたので、興味があるものには片っ端から応募していました。
✅ ネットワークを積極的に活用する
→ 大学のキャリアセンター、教授、同窓生などとのつながりが、思わぬチャンスを生むことも。私はLinkedInをめちゃくちゃ使い倒していました。卒業生とのつながりから、就職先の紹介(リフェラル)をもらったこともありますし、あるイギリスのサイトで日本に関する記事を執筆したこともあります。どこにチャンスが転がっているかはわからないので、アンテナを高くしてみるのがおすすめ。
📩 「留学後のキャリアについて、こんなことが知りたい!」という質問があれば、ぜひ返信で教えてください!