「留学したい気持ちはあるけど、仕事も生活もあって準備に時間がとれない…」
そんな葛藤を抱えていませんか? 私も社会人として働きながら奨学金を探していたとき、同じ壁に何度もぶつかりました。
実は、10月〜12月は大手奨学金の締切ラッシュ。これから3ヶ月間で、多くの主要な制度が応募を締め切ります。言い換えれば、「今動き出せば、まだ間に合う」チャンスが揃っている時期。来年の留学を考えている方には、ぜひ応募を検討してもらいたいオススメの奨学金をピックアップしてみました。
秋に締切を迎える奨学金4選
📌 ロータリー財団グローバル補助金(締切:10月〜地域により異なる)
世界各地で活動するロータリークラブが支援する制度。分野は「平和・紛争解決」「疾病予防」「教育」などロータリー財団が重点を置く社会課題に直結することが必要です。授業料・生活費・渡航費まで広くカバーされ、数百万円規模の支援が得られる可能性があります。社会人合格者も多く、分野さえ合致すれば「実務経験×留学テーマ」がマッチすると強い奨学金です。
📌 チーヴニング奨学金(締切:10月7日)
イギリス政府がフルサポートする奨学金。授業料・生活費・渡航費などがすべてカバーされ、キャリア中盤の社会人にとっては“別格”の制度です。応募には2年以上の職務経験が必要。合格すれば、イギリスで世界各国から集まってきた他の奨学生との交流の機会もあり、その価値はお金に換算できません!毎年日本からも合格者が出ていますが、競争率はかなり高め。それでも挑戦する価値のある奨学金です。
📌 JASSO海外留学支援制度(大学院学位取得型|締切:10月中旬)
日本学生支援機構が運営する、もっとも身近な給付型奨学金のひとつ。
国によって月額15〜35万円が支給され、学費や生活費の大部分をまかなえます。採用数も比較的多いため、ぜひチャレンジしてほしい奨学金。
📌 CWAJ海外留学大学院女子奨学金(締切:10月6日)
日本国籍を持つ女性を対象に支援。これまで多くの女性研究者・実務家を送り出してきた奨学金制度。支給額は350万円。年齢と専攻分野に制限はなく、特に「キャリアの転換点で学び直したい」と考える30代女性に合う奨学金です。
どう動くか?
「まだ時間があるから大丈夫」と思っていると、あっという間に締切日が来ます。特に、今の時期からは大学院への応募時期とも重なるのでかなり忙しくなるはず。私も留学準備期間中の秋はあっという間に終わり、気づいたら正月休みになっていました…。最低限、今月中に「自分が出せそうな制度」を2〜3件ピックアップして、エッセイや推薦状の準備に着手することをおすすめします。
私自身も社会人で留学準備をしていた頃、「早めに候補を絞って動いたこと」が合格につながりました。忙しい毎日だからこそ、情報整理がカギだと実感しました!
さいごに
実は先日、家族のお見舞いに台湾に行ってきました。海外に住んでいると、家族の緊急時に駆けつけるのも簡単ではありません。だからこそ「会えるときに会っておく」「孝行しておく」のが大事だなと、あらためて感じました。
留学も少し似ていて、「行きたい」と思ったときに動かないと、気づいたらチャンスを逃してしまいます。奨学金の締切が重なるこの秋は、まさにそのタイミング。後悔しない一歩を踏み出せるよう、今回の特集が役立てば嬉しいです。
(一覧を見たい方は → 「社会人が応募可能な奨学金を探すマガジン」でまとめています)