💼留学したら挑戦する?大人インターン
留学中のインターンは私の人生においても挑戦してよかったことのひとつ。本ニュースレターでは、留学中にぜひ挑戦して欲しい大人インターンのメリット・デメリットと私の経験談について紹介します。
留学するときにぜひあわせて挑戦してもらいたいのがインターン。
インターンって20歳前後の学生限定のものでしょと思うかもしれませんが、実は30代になってもインターンに挑戦できるんです。私も34歳でイギリス大学院に留学したときに、複数の企業でインターンをしました。
インターンは留学中に行ってよかったことのひとつ。ぜひ多くの方に挑戦してもらいたいなと思っています。
本ニュースレターでは、留学中にぜひ挑戦して欲しい大人のインターンについて紹介します。
本ニュースレターでは、留学を考えている社会人や学生の方向けに、給付型奨学金を獲得し、34歳イギリス留学を実現した経験をもとに、留学準備や奨学金、たまに海外インターンや就職情報について紹介しています。
もくじ
🔥山火事の季節がやってきた
🉐34歳の大人インターンは実りが多すぎ
🌱大人インターンのメリットとデメリット
⏰大人インターンを行うタイミング
💡大人インターンのまとめ
🗓 来週に締め切りを迎える奨学金リスト
🔙 先週号を見逃したあなたに
🔥山火事の季節がやってきた
私が住んでいるカリフォルニアは、通常は晩夏〜秋にかけてが山火事シーズン。山火事って、街に住んでいたら関係なさそうですが、ここではそうはいかないんです。普通に、自分の住宅から車で10分ほどのところで山火事が起きたり、山火事の噴煙が風向きによっては流れてきて、空気が悪くなって空が赤くなったり、地元の電力会社が山火事対策で停電したりと、山火事は身近な災害。今年は、雨もたくさん降ったし山火事は少ないかなと思っていたら、もう早速山火事が起きてしまいました。山火事、本当に深刻な問題です。
🉐34歳の大人インターンは実りが多すぎ
私は2年間の留学生活の中で、夏休みと就職前に2社でインターンを行いました。
「インターンは多くの学生が行い、就活にもつながる大切なイベント」ということに、入学後に気づき、入学してすぐにインターンについて調べ始めました。興味があればすべて応募していった結果、数社からインターンシップのオファーを頂きました。どの会社も魅力的だったのですが、一度は海外で働きたいと思ったので、夏休みはイギリスの金融業界で働くことにしました。
実際に働いてみて、金融業界のテクノロジーについて調査分析する中で、かなりの学びと驚きがありました。また、アナリスト志望のインターン生たちといっしょに金融に関する講義を受けることができたり、トレーダールームを見せてもらったりと、本当に良い経験をさせてもらいましたね。2ヶ月働きましたが、上司も同僚も親切でいい思い出しかないです。この経験から、金融業界に勤めるのもいいなと感じたぐらい。しかも、給料もかなり良くて最高でした。
2つめのインターンは就職前。就職先は決まっていたのですが、憧れていた某業界で一度働いてみたいと思い、人脈をたどって個人的にお願い。特別にインターンをさせてもらいました。業務を通して、色々な仕事があることを学んだし、多くの魅力的な方々と会うこともできて、本当に毎日が楽しすぎました。
私にとっての大人インターンは、本就職前のお試し期間だったり、未知の業界を知るよい経験でした。また、キャリアを見直すきっかけにもなりましたね。憧れのあの職業は自分にあっているのか、ノーマークだったあの仕事は自分に合っているのかなど。結局、留学後は留学前と同じ業界・職種に戻ったのですが、今の仕事に自信を持って取り組むことができるのは、留学中のインターンのおかげかなだと思います。インターンで自分の選択に迷いがなくなった気がします。
機会があれば、もっとインターンをやりたいと思っているぐらい、インターンはおすすめです。学生時代の特権ですよね。私の留学生活で「やってよかったことベスト3」を挙げるなら、そのひとつにランクインしているぐらい「インターン」は価値あるのあるものだと感じました。
🌱大人インターンのメリットとデメリット
インターン推しですが、少し冷静にインターンのメリットとデメリットについて紹介。
メリット
■インターン後に内定がもらえるかもしれない、もしくは社内の人脈ができる
インターンを行うと、その仕事ぶりを見て、卒業後はフルタイムで就職しないかと勧誘を受ける可能性があります。全てのインターンのポジションがフルタイム採用を視野に入れたものではない場合があるので断言はできませんが、インターン先の会社の他部署の人達との人脈も構築できるので、もし就職をしたいのであればインターンをしておくと圧倒的に有利です。
■未知の業界を経験してスキルアップできる
通常の転職では即戦力として採用するので、前職での経験がないと転職が厳しい傾向にあります。ただし、インターンの場合は多少業界の経験がなくても採用してくれる傾向にある気がします。実は私も金融業界の経験はゼロでしたが、インターンを通して、多少は金融業界について語ることができるようになりました。インターンで経験したことは、確実にスキルアップにつながるはず。
■職歴として履歴書にかける
転職は前職までの経験がすべて(特に海外就職)。経験がないと、そもそも書類選考も通過できません。しかし、インターンでも経験があると、履歴書に書くことができます。経験はたとえ3ヶ月の職務経験でももちろんプラスになりますし、さらに有名な企業で働けば履歴書に箔をつけることもできますよ。
■他大学の学生と人脈ができる
大手企業であれば、40〜50人のサマーインターンを採用しているので、自分の大学以外の優秀な学生と知り合いになることもできます。他のインターンは、フルタイムのポジションを競うライバルでもあるのですが、友人としてその後も長い付き合いを続けることもできますよ。私も、ポーランドの大学から来ていた学生と知り合いになり、卒業後もLinkedIn経由で連絡を取るようになりました。当時はあどけなかった彼も、現在はめっちゃ出世して活躍しています。他の学生との人脈がひろがるのも、インターンを行うメリットのひとつですね。
■インターン先によっては、給料がもらえる
インターンといえども、海外の企業ではしっかりお給料がもらえるところが多いです。私も給料に関しては期待していなかったのですが、実際に貰ったお金を見てビックリ!アパート代や交通費は自分で払わなければいけないので経費はかかりますが、日本でもらっていた初任給よりもはるかに高い金額のお給料をもらいました。私の場合は月額50万円以上!また、シリコンバレーにあるGAFA系の企業でもインターンはかなり給料が高いとの噂を聞いたことがあります。インターンでお金を稼いでおくと、その後の留学生活がかなり楽になることは確かですね。
メモ:アメリカ企業のインターンの給与額はこちらのページが参考になります。https://www.indeed.com/salaries/Intern-Salaries
デメリット
■面接などの選考を通過する必要があり、準備が必要
モノにもよりますが、インターン獲得の競争率は低くないです。特に海外では、インターンは就職の登竜門と考えられており、殆どの学生がインターン獲得を目指して本気で動いてきます。インターン募集がはじまると、学生同士の話題もインターンだらけでした。
インターンといえども、履歴書等による書類選考や、複数面接が行われるので、準備は必須です。私もかなりの時間を、時には授業より優先して、インターン獲得の準備に費やしました。見方を変えると、授業に集中したい人にとって、インターンのための準備期間はデメリットかもしれません。
■夏休みの旅行やリラックスする時間がなくなる
インターンは、いわゆる夏休み(6月から8月)にかけて行われるので、夏休みに旅行に行きたい、遊びたいと考えている場合は、夏休みをあきらめることになります。また、インターン期間は、有給は取れないと考えたほうがいいです。
インターン後は、すぐに次の学期が始まるので、休暇中に長期旅行をしたいという方には、遊ぶ時間がなくなってしまうのでデメリットとなるかもしれませんね。
インターンの期間を1ヶ月に縮めるという交渉もできると思いますが、もしその企業で就職をしたいのであれば、何を優先すべきかは考えた方がいいかもしれません。
⏰大人インターンを行うタイミング
通常、インターンは夏休みに行うことが多いですが、セメスター中に授業をとりながら、インターンを行っている人もいました。2年制であれば、夏休みにインターンを行えばいいのですが、1年制の場合は、就学の前後に行う場合があるようです。私のように、プログラム終了後の就職開始までの期間に行うことも可能だと思います。
なお、インターンは単位として認めてくれる学校もあります。自身のキャリアプランを考えて、留学中にインターンを行うのであれば、いつ、どんな会社で行いたいかを留学前に考えておくといいですよ。
💡大人インターンのまとめ
インターン獲得は大変だし、夏休みなど自分の自由時間もなくなりますが、それでもインターンを行う価値はあると思います。有給が望ましいですが、無給でも自分のキャリアにとって価値がある経験が積めるのであれば、私はやる価値があると感じました。留学先の学校によって、インターンの見つけやすさが異なると思うので、留学先を選ぶ時にはアドミッションに聞くなどして、選ぶと良いかもしれませんね。
❓❓❓おたずね❓❓❓
長くなってしまったので、この辺にしますが、もし需要があれば、来月以降どこかで、留学前に知っておきたいインターンの探し方や獲得ステップについて紹介します。興味がある方は、下記の匿名アンケートでポチッと押してもらえると助かります。
🗓 来週に締め切りを迎える奨学金リスト
来週(6/10〜6/16)に締め切りを迎える、社会人が応募可能な奨学金は下記のとおりです。
イタリア政府奨学金(6/14)
宝塚市 松本・土井アイリン海外留学助成金(6/14)
東華教育文化交流財団私費訪中留学生奨学金(6/15)
各奨学金の詳細は、こちらの記事で御覧ください。
🔙 先週号を見逃したあなたに
先週は、「2024年7月締切の奨学金」というテーマで、ニュースレターをお届けしました。
運営者
私が社会人留学の方々へお手伝いできること
1️⃣チーヴニング奨学金情報 - イギリス政府が支援するチーヴニング奨学金のエッセイや面接について詳しく解説。読者の中から複数の方が合格されました。
2️⃣ロータリー財団奨学金情報 - 世界中の留学に活用できるロータリー財団の奨学金エッセイや面接について詳しく解説。190+名の方にご購読いただき、こちらも合格者が複数。
3️⃣奨学金のエッセイ執筆ノウハウ - 複数奨学金に合格した経験をもとに、奨学金エッセイの書き方について解説。この記事を読めば、多くの奨学金の出願エッセイに対応可能なはず。
本記事は以上です。最後まで読んでくださった方々、ありがとうございました。